平成27年度 11月26日 年中 園外保育

今日は年中、園外保育!

今回の園外保育は、いつもと少し違います。


11月のある日、年中の部屋に届いた一通の手紙。
封を開けて見てみると、「お前たちは、何者だ!」だの、
「手裏剣をねらった所に投げられないと、忍者ではない」だの、
「自分は、『村積悪忍軍』だ」だのという言葉が。
そして、「16日にまた巻物を届ける」と。

それは、忍者からの手紙だったのです。

翌日から、手裏剣を作り、投げる修行を開始。
年少の先生にこっそり近づき、素早く投げたり、
忍者の表示にねらって投げたり、どんどん腕が上がってきました。
同時に壁の術、扇風機の術、猫の術も。
忍者の修行が始まりました。

いよいよ16日。
朝から「巻物」探しで大騒ぎでした。
部屋中を探してもなく、幼稚園中を探してもありません。
ある子の発案で「山じゃない?」と山を探してみる事に。
すると、山に巻物があったのです。

そこには『なかなかやるな』との言葉がありました。

そして、また修行に励んでいたある朝、
お部屋のお誕生日表が、全部なくなっていたのです。
子どもたちは、この異変にすぐに気付き、
このことは、登園する子に、次々と伝わりました。
またもや、捜索が始まりました。
そして「また、山だ!」となり、みんなが集まって、話をしていると…。
部屋のドアが開き、本物の忍者が現れて、巻物を投げ込んだのです。
子どもたちは、かなり驚きました。
巻物を読むと、やはり忍者が誕生日表を山に隠したようです。
「見つけないと、忍者の手裏剣でばらばらになっちゃう」
「怖いけど、行ったほうがいい。お誕生日ができなくなっちゃうから」
「頑張っていくしかない」
という子もいれば、
「怖いから絶対に行きたくない。部屋で待ってる」
という子も。
子どもたちは、真剣に、素直な気持ちをいっぱい出していました。

そして話し合った結果、みんなで力を合わせて探しにいく事に。
みんなで、怖い子は手をつなぎ、協力して冒険したのです。
そして、無事見つけることができました。
緊張が解けたのと、うれしいのとで、どの子の顔も、きらきら・にこにこでした。出かけるまで、一時間近くみんなで話をしたからこその喜びと、達成感でした。お部屋へ戻ると、早速お誕生日会を行いました。       

次、4通目の巻物には、
「秘密の修行場で修行をしたら、一人前の忍者になれる」
と書いてありました。
やっぱり、ちょっと怖いけど、もっと強くなりたい、
本物の忍者になりたいと、行く気満々の子どもたち。
「忍者の修行場は、山の中にある!」
ということで、今日は特別な園外保育。
お父さん、おじいちゃんにも手伝ってもらい、
山の秘密の修行場で、忍者修行です!
雨が心配されましたが、なんとかやんでくれました。
先頭じゃんけんで出発!

さあ、ここから正規の登頂ルートをはずれ、修行場へ!

修行場到着!
様々な修行に挑戦します。
つるのぼりの修行。

さかのぼりの修行

ぶら下がりの修行

一本橋の修行

沢登りの修行

いろいろな修行をして…
そしてお弁当

お弁当の広場には、園児から忍者への手紙も。

難しい。

お弁当のあとは、また修行。
ブランコの修行

二本橋の修行

ジャンプの修行

写真にはありませんが、他にもイチゴ探しの修行や
カニ探しの修行など、盛りだくさんな修行をしました。

さあ、忍者達はぼくたちを見てたかな…
と話をしていると、どこからともなく巻物が飛んできました!
3クラス分、3通の手紙です。
黄色組あてのものを見てみると…

その中の手紙には
「お前達はもう立派な一人前の忍者になった!」
との言葉が!
そして

「免許皆伝」の書が!

免許皆伝の意味を子ども達に伝えると…

やったー!!

と、大喜び!

全クラスとも、認めの言葉と、免許皆伝の書が入っていました。
これにはみんな大喜び。
そして手紙の最後は
「われらはさらに強い忍者となるべく、遠くの山で修行してくる。
さらばじゃ!」
と書いてありました。
これには、ほっとしたような、
少しさびしいような表情を浮かべる子どもたちなのでした。

帰り道。

冬イチゴを探して、美味しく楽しく帰りましたとさ。

これにて「忍者シリーズ」終了となります。

また、あの忍者達に再会できるのかな?

それはまたのお楽しみ…

ご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました!