2023年度 1月15日 年中 園外保育

今日は、年中では最高かつ最長の冒険コースで、
冬の山を歩きまくります!

先頭ジャンケンをして

しゅっぱーつ!

フユイチゴがなくなっていて、その近くにイノシシの足跡
「イノシシが食べたのかな?」

おそらく3年間で今日しか通らない道です。
龍渓院横の沢と田んぼのある、
梅の木の横から入るルートです。
普段は通らない、初めての道。
ドキドキ楽しいね!

普段、ほとんど人間は通らない道だと思うので、
草や倒木などもたくさん。
「トンネルだ!!」なんて言いながら進みました。




どこが道?というような険しいコース!
写真だと分かりにくいかもですが
かなりの角度の坂です。
道もハッキリしないところを分け入って進みます。

そしてそこからさらに歩いて、最後にちょっと坂を滑ると…

そこに広がる景色は・・・
緑陽台!
木がたくさんでわかりにくいと思いますが…
子ども達も興奮!

「いい眺め!」
「ぼくんち、あのへんだよ」

しばらく休憩してから、出発!

イノシシタオル(木にこすりつけた泥の跡)もそこかしこに!
イノシシ、緑陽台を見下ろしながら過ごしてるんですねえ…

さあ、頂上へ向けて歩こう!
(実はここは村積山中腹のメガソーラーの横辺りなのです)

茂みを抜け、森の道に出ました!
そこにはシカが食べたと思われる木の跡が。
そしてしばらく歩くと、いつもの道に合流!

よく知っている階段。ここを登れば…

頂上!
到着だー!!
かなり長い道のりでしたが、
みんな自分の力でしっかり登れました!
年長と変わらないレベルのコースです。
本当によく歩きました!

さあ、おなかペコペコ、お弁当!

と思いきや、「弁当ガラス」が出て、弁当を隠されました!
勇気あるみんなで力を合わせ、探します。

発見!

弁当、あってよかったね…
最初は泣き顔でしたが、嬉しそうです。

さあお弁当!

いただきます!

今年はとにかく風が強くて、寒い!
あったかい日差しの中で、みんな集まって食べました。

弁当のあとは、もちろん遊びました。
お山のジャンプ台!

けっこう高いんです!

勇気を出して…!



崖のぼりをしたり

ミニジャンプ台は自分だけで跳んだり。


そのあとは、頂上付近の森を探検したり、
毒石や神社にお参りしたりしました。

展望台はいい眺め!
ただし、寒い!笑

さあ、帰るよー!
帰り道はいつもの簡単コースで。

先頭ジャンケン!

ここも景色がいいポイント!

空気が澄んでいるのか、遠くまでよく見えます。


普通の道がすごく楽に感じます!

今日、誕生日。
5歳!

一本橋を渡って

もうすぐ幼稚園。

田んぼで記念写真を撮ったあと、ひとやすみ。

いっぱい歩いたよね!

「寒い冬は歩き続け動き続けるのが一番!」とばかりに
お弁当の時以外は動き続ける園外保育で
相当の運動量だったと思いますが、
それを平気で楽しめる年中さんに、大きな成長を感じました!
この調子なら、すごく逞しい年長さんになれそうですね!

そして、今日はとっても風が強くて寒かったのですが…
寒い冬の自然を経験することは、とても大切なことだと思っています。

あさひこ幼稚園の自然教育・自然体験のポイントは
「選り好みをせず、全部経験する」ことです。
だから、遠足じゃなく、同じ山に、日常的に、3年間いつも行き続け、
暑い日も寒い日も、五感で経験するのです。
いいとこだけを見て愛するのではなく
雨が降ったり、風が冷たかったり、虫に刺されたり、ケガをしたり、
自分にとって苦手なところやつらいところもあるけれど
それも全部ひっくるめて、親しみ、身近に感じ、好きになること。
少なくとも、
「この自然というものは、私にとって意味のある、大切なものなんだ」
という関係性を持てること。
そういう感性を持てることが、幼児期には大切なことだと思っています。

(これは対人関係などでも、基本的に同じです)

また、冬の寒さを思いっきり感じたからこそ、春への変化、
暖かさも特別なものとして感じられます。

さあ、2月はどうなるでしょうか。
次はお別れ園外保育!
一年のラスト。
また、楽しもうね!