2021年度 1月13日 年中 園外保育

今日は、年中では最高かつ最長の冒険コースで、
冬の山を歩きまくります!

先頭ジャンケンをして、出発!

風が冷たくて、冬!という感じの日です。

おそらく3年間で今日しか通らない道です。
龍渓院横の沢と田んぼのある、
梅の木の横から入るルートです。

かなりアップダウンの激しいコースです。

どこが道?というような険しいコース!
この写真だと分かりやすいでしょうか
かなりの角度の坂です。
背よりも高いシダの間を通り抜け・・・
道もハッキリしないところを分け入って進みます。

そしてそこからさらに歩くと…

そこに広がる景色は・・・
緑陽台!
子ども達も興奮!

「いい眺め!」
「あれ!ぼくんちだ!」

さあ、頂上へ向けて出発!

実はここは村積山中腹のメガソーラーの横辺りなのです。
道が整備されていました。
なかなか知られない道ですが、
だれか歩いてる人がいるんでしょうね…!

茂みを抜け、森の道に出ました!
そこにはシカが食べたと思われる木の跡が。

やっといつもの道に合流!

お茶を飲んで、ひとやすみ…

こっちは景色がいいぞ!
「ロープウェイみたい!」との声も。

さあ、もうすぐ頂上!

到着だー!!
かなり長い道のりでしたが、
みんな自分の力でしっかり登れました!
年長と変わらないレベルのコースです。
本当によく歩きました!

展望台はいい眺め!
あさひこ幼稚園が見えるぞー!

いい眺め、だけど、風がビュービュー!

頂上は雪も少し残っていました。

久々の弁当ガラスが出て、弁当を隠されましたが、みんなで力を合わせ発見!

よかったねぇ。

さあお弁当!

いただきます!

防寒着を着て食べましたが、だんだんと体が冷え、
「寒くて食べられない…」
と泣き始める子もちらほら。

たしかに、めちゃくちゃ寒いです!

弁当のあとは、短い時間ですが 遊びました。

村積神社の横の三角点。
「ここがほんとの頂上だー!」

風で飛ばされたゴミを拾っていたんですが
懐かしのプルトップキャップ…!
1990年台初頭には消えたはずなので、30年くらいここにあったのか…

寒いので、おしくらまんじゅうをしています。

さあ、帰るよー!
帰り道はいつもの簡単コースで。
先頭ジャンケン!

帰り道。普通の道がすごく楽に感じます!
ここは少しフユイチゴが残っていました。


早めに着いたので、田んぼで遊んでいます。

疲れたー、とごろん。

めっちゃくっつかれています。

沼にはまった靴をとっています。

寒いはずなのに…

「大変なことになっちゃった〜!」
と言いながらニコニコです。

びっしょびしょ。

寒い…はずだよね…?

おしりびしょびしょで帰ります。
幼稚園で着替えよう!

「寒い冬は歩き続け動き続けるのが一番!」とばかりに
お弁当の時以外は動き続ける園外保育で
相当の運動量だったと思いますが、
それを平気で楽しめる年中さんに、大きな成長を感じました!
この調子なら、すごく逞しい年長さんになれそうですね!

また、特に今年は寒い日で、涙が出た子も何人かいましたが
寒い冬の自然を経験することは、とても大切なことだと思っています。

あさひこ幼稚園の自然教育・自然体験のポイントは
「選り好みをせず、全部経験する」ことです。
だから、遠足じゃなく、同じ山に、日常的に、3年間いつも行き続け、
暑い日も寒い日も、五感で経験するのです。
いいとこだけを見て愛するのではなく
雨が降ったり、風が冷たかったり、虫に刺されたり、ケガをしたり、
自分にとって苦手なところやつらいところもあるけれど
それも全部ひっくるめて、親しみ、身近に感じ、好きになること。
少なくとも、
「この自然というものは、私にとって意味のある、大切なものなんだ」
という関係性を持てること。
そういう感性を持てることが、幼児期には大切なことだと思っています。

(これは対人関係などでも、基本的に同じです)

また、冬の寒さを思いっきり感じたからこそ、春への変化、
暖かさも特別なものとして感じられます。

だから、今日は大変だったかもしれないけれど、
「寒くてよかったね!」
です。

そんな中でもがんばれる体や心のたくましさ…
そしてそれだけでない感性こそ、育つようにと願っています。

さあ、次はお別れ園外保育!
一年のラスト。
また、楽しもうね!