2020年度 1月19日 年中 園外保育

今日は、年中では最高かつ最長の冒険コースで、
冬の山を歩きまくります!

先頭ジャンケンをして、出発!

風が冷たくて、冬!という感じの日です。

おそらく3年間で今日しか通らない道です。
龍渓院横の沢と田んぼのある、
梅の木の横から入るルートです。

かなりアップダウンの激しいコースです。

どこが道?というような険しいコース!

この写真だと分かりやすいでしょうか
かなりの角度の坂です。
背よりも高いシダの間を通り抜け・・・

道もハッキリしないところを分け入って進みます。

イノシシタオル発見!
イノシシ沼の経験から、気づくことができました。

そしてそこからさらに歩くと…

そこに広がる景色は・・・
緑陽台!
子ども達も興奮!

「いい眺め!」
「○○君のうちが見える!」
緑陽台から見上げてくれたおうちの方が手を振ってくれました。

さあ、頂上へ向けて出発!

ここは日当たりがよく、暖かーい♪

実はここは村積山中腹のメガソーラーの横辺りなのです。
去年と違い、道が整備されていました。
なかなか知られない道ですが、
だれか歩いてる人がいるんでしょうね…!

茂みを抜けた!
森の道に出ました!

倒木ベンチでひとやすみ♪

山の上のほうに来ると、風がものすごく強くなってきました。
立ち止まると寒くてたまりません。
なので、ここからはひたすら歩きます!

そして、やっといつもの道に合流!
風のない日向を発見し、ひとやすみ…
寝転んで日向ぼっこをする子も。
さあ、頂上到着だー!!
かなり長い道のりでしたが、
みんな自分の力でしっかり登れました!
年長と変わらないレベルのコースです。
本当によく歩きました!

そこには卒園生のおじいちゃんが。
かわいいわんこをなでなでさせてもらいました。

展望台はいい眺め!
でも、風がビュービューと音がするほど強くて、すぐに移動!

さあお弁当!

いただきます!
防寒着を着て食べましたが、だんだんと体が冷え、
「寒くて食べられない…」
と泣き始める子が増えていきます。
たしかに、めちゃくちゃ寒いです!

弁当のあとは、短い時間ですが 遊びました。

村積神社の横の三角点。
「ここがほんとの頂上だー!」

さあ、帰るよー!
帰り道はいつもの簡単コースで。
先頭ジャンケン!
盛り上がります。
珍しく?きみどりぐみが往復ともに先頭!

一緒に歩くしろぴーを
「あったかい・・・」と触っています。
ウール100%だからね!

「ねえ!なんでもいいから撮って!」
と言われたので撮りました。
いい笑顔です。
ここは日向で気持ちいいね!

帰り道。普通の道がすごく楽に感じます!

竹を渡って遊んでいます。

帰りながら、「だるまさんがころんだ」をやっているところ。
ヒツジのしろぴーも一緒にピタッと止まるのが面白くて
みんなで何回もやりました。

「寒い冬は歩き続け動き続けるのが一番!」とばかりに
お弁当の時以外は動き続ける園外保育で
相当の運動量だったと思いますが、
それを平気で楽しめる年中さんに、大きな成長を感じました!
この調子なら、すごく逞しい年長さんになれそうですね!

また、特に今年は寒い日で、涙が出た子も何人かいましたが
寒い冬の自然を経験することは、とても大切なことだと思っています。

あさひこ幼稚園の自然教育・自然体験のポイントは
「選り好みをせず、全部経験する」ことです。
だから、遠足じゃなく、同じ山に、日常的に、3年間いつも行き続け、
暑い日も寒い日も、五感で経験するのです。
いいとこだけを見て愛するのではなく
雨が降ったり、風が冷たかったり、虫に刺されたり、ケガをしたり、
自分にとって苦手なところやつらいところもあるけれど
それも全部ひっくるめて、親しみ、身近に感じ、好きになること。
少なくとも、
「この自然というものは、私にとって意味のある、大切なものなんだ」
という関係性を持てること。
そういう感性を持てることが、幼児期には大切なことだと思っています。

(これは対人関係などでも、基本的に同じです)

また、冬の寒さを思いっきり感じたからこそ、春への変化、
暖かさも特別なものとして感じられます。

だから、今日は大変だったかもしれないけれど、
「寒くてよかったね!」
です。

そんな中でもがんばれる体や心のたくましさ…
だけでない感性こそ、育つようにと願っています。

さあ、次はお別れ園外保育!
一年のラスト。
また、楽しもうね!