2019年度 11月25日 年中 園外保育

今日は年中、園外保育!

今回の園外保育は、いつもと少し違います。

11月中旬、年中の部屋に届いた一通の手紙。
封を開けて見てみると、「お前たちは、何者だ!」だの、
「手裏剣をねらった所に投げられないと、忍者ではない」だの、
「自分は、『村積悪忍軍』だ」だのという言葉が。
そして、「鳥の鳴く日にまた巻物を届ける」と。

それは、忍者からの手紙(巻物)だったのです。

翌日から、手裏剣を作り、投げる修行を開始。
先生にこっそり近づき、素早く投げたり、
忍者の表示にねらって投げたり、どんどん腕が上がってきました。
同時に壁の術、扇風機の術、分身の術など、
忍者の修行が始まりました。

そしてある日、鳥のよく鳴く日。
朝から「巻物」探しで大騒ぎでした。
部屋中を探してもなく、幼稚園中を探してもありません。
ある子の発案で「山じゃない?」と山を探してみる事に。
すると、山に巻物があったのです。

そこには『なかなかやるな』との言葉がありました。

そして、また修行に励んでいた日、
お部屋のお誕生日表が、全部なくなっていたのです。
子どもたちは、この異変にすぐに気付き、
このことは、登園する子に、次々と伝わりました。
またもや、捜索が始まりました。
そして「また、山だ!」となり、みんなが集まって、話をしていると…。
部屋のドアが開き、本物の忍者が現れて、巻物を投げ込んだのです。
子どもたちは、かなり驚きました。
巻物を読むと、やはり忍者が誕生日表を山に隠したようです。
「見つけないと、忍者の手裏剣でばらばらになっちゃう」
「怖いけど、行ったほうがいい。 お誕生日ができなくなっちゃうから」
「頑張っていくしかない」
という子もいれば、
「怖いから絶対に行きたくない。部屋で待ってる」
という子も。
子どもたちは、真剣に、素直な気持ちをいっぱい出していました。

そして話し合った結果、みんなで力を合わせて探しにいく事に。
みんなで、怖い子は手をつなぎ、協力して冒険したのです。
そして、無事見つけることができました。
緊張が解けたのと、うれしいのとで、どの子の顔も、
にこにこでした。出かけるまで、長い時間をかけて
みんなで話をしたからこその喜びと、達成感でした。

そして、次、4通目の巻物には、
「秘密の修行場で修行をしたら、一人前の忍者になれる」
と書いてありました。

やっぱり、ちょっと怖いけど、もっと強くなりたい、
強い忍者になりたいと、行く気満々の子どもたち。
「忍者の修行場は、山の中にある!」
ということで、今日は特別な園外保育。
山の秘密の修行場で、忍者修行です!

先頭じゃんけん

さあ出発だ!



フユ イチゴ発見!

すごい葉っぱの道!
カサカサと音が鳴るのを楽しんで歩きました。

ここにもフユイチゴ!
競い合って採っています。

おいしそうでしょ!
そして、忍者の修行場への抜け道。
いつもの道は階段だけど、ここを右に行くと…?

忍者の目印の紙がところどころに。

「この紙を辿っていこう!」
その先には、忍者の修行場が!
さっそく、色々な修行を始めます。
山は修行にぴったりの倒木やツルがたくさん。
強くなるには山が一番!

木を渡ります

つるのぼりの修行

からのブランコ!

そこら中に修行の木が!



沢にかかった丸太を渡ったりも!

午前中、写真に撮れなかったものも含め、
多種多様な修行をしました!
そしたらお腹ぺこぺこだよね!

みんなでお弁当!

早く食べたら、修行の続き!

つるの迷路だ!

木を渡って、ジャンプ!!

イチゴ集めの修行

山で食料を探すのも立派な忍者の修行だ!

最後、みんなで集まって、さあ、忍者達はぼくたちを見てたかな…
と話をしていると、どこからともなく巻物が飛んできました!

子ども達はびっくり!
3クラス分、3通の手紙です。
さっそく見てみると…

その中の手紙には
「お前達はもう立派な一人前の忍者になった!」
との言葉が!
そして「免許皆伝」の書が!

免許皆伝の意味を子ども達に伝えると…
『やったー!!』と大喜び!
全クラスとも、認めの言葉と、免許皆伝の書が入っていました。
これにはみんなガッツポーズです。

そして手紙の最後は
「われらはさらに強い忍者となるべく、遠くの山で修行してくる。
さらばじゃ!」
と書いてありました。

これには、ほっとしたような、
少しさびしいような表情を浮かべる子どもたちなのでした。

さあ、これにて「忍者シリーズ」終了となります。
最後は、まさに大団円。
すっきりした顔で
「あの時はびっくりしたね」
「巻物があそこにあったよね」
など、口々に話しながら歩いて帰るこどもたちなのでした。

また、あの忍者達に再会できるのかな?

それはまたのお楽しみ…

★おまけ★
草にねっころがったら、
即座にこどもたちから過剰な愛情を向けられる先生。

愛されてますね!